2010年08月29日 09:36
by 田尻よしひろ
by 田尻よしひろ
文化財の流出。
先日上海に行ったとき、仕事が終わって友人と落ち合い色んな意見交換をした。
その中で中国の骨董ブームの片鱗を聞かせていただいた。
某熊本の方がオークションに出したものが1点で3億円の値がついたそうだ。
ここ数年、中国の人は自国の骨董を世界から買い集めている。文化大革命で失った文化を取り戻すがごとく取り付かれたようにだ。
買うのは自国のものだけ。おかげで日本の骨董屋さんも中国マネーでなんとかやっていっているとか。
その一方、日本は日本の文物に対し理解がある人も激減し、文化ではなく著名なものだけが値がついている。 日本は日本の骨董も暴落中なのだ。
中国人が投機と思って買う骨董品が中国のものだけというのは、例えお金儲けだとしても日本との差を感じる。
しかしながら、最近、静かに欧米マネーが日本にある文化財級の物を買っているというのだ。以前、「運慶」作とみられていた仏像が文化財に未指定ゆえオークションにかけられた事は記憶にある方も多いだろう。
確実に調べ、ピンポイントでどこで調べたのだろうと思うほどの良い物を不況にあえぐ日本から持ち去っているというのだ。
気づいたら日本の文化財も国外流出してしまっている。そんな時が来る。
この状況をただ座視していていいのだろうか。
わが国にとって。 郷土にとって大事な文化財が流出しないような手立てに取り組まねば私達の住む処は根っこの無い虚無になってしまう。
あるレベルを地域でも決めて流出を防ぐべきではないだろうか。
そんな危機感が頭をよぎります。
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